第1回開催 企画部門審査員特別賞
ホニャかわ!!
チームわれら(日本)
作品概要
このデジタルえほんでは「かわいい」と「ホニャララ」を足すことで、「かわいい」の新しい楽しみ方を親子に伝えます。「かわいい」にちょっとした言葉を付け加え、それを絵とともに見るだけで、ほんのり地味に心があたたかくなることがねらいです。一口に「かわいい」といっても色々なものがあり、例えば「くさい」など一般的にはネガティブな言葉も「かわいい」と結びつくことで、より具体的に、かわいいよりちょっと強めの「かわいい」を感じることができると思います。ちょっぴり新しい「かわいい」を親子で感じて、子どもが笑いとともに多様な価値観を受けとめるデジタルえほんを目指しています。
受賞コメント
この度は、このような素晴らしい賞をいただきまして誠にありがとうございます!本企画は「チームわれら」という4人のグループで作りました。私事で恐縮ですが、2011年8月に娘が生まれまして、その親バカ的発想から着想を得て、メンバーで内容を膨らませたものです。メンバーは皆それぞれ、音楽、詩、絵本などの表現活動をしていますので、このような賞をいただけることは今後の励みになります。
今、子どもたちに「楽しい」を伝えることは大きな意味があると思います。われらはわれらの足元から、日常にあたたかい色をにじませていけたらと思いますし、そういったデジタル絵本がひとつでも多く生まれてくることを願っています。
審査員コメント
企画者の5ヶ月になる娘さんとの体験から発想されたという「ホニャかわ!!」は、子供たちにひとつの言葉を廻る新たな視点を見つけることを提案している。
正しい言葉を見つけることは重要だが、思ってもいない言葉同士の組み合わせで語感を楽しみながら、そこからクリエイティビティを刺激してくれそうだ。
企画にぴったりのビジュアルデザインも秀逸だ!今回は「かわいい」を基軸とした企画だが、他の言葉を選んで、シリーズとしての企画案とすれば、商業用作品として成立する可能性を感じた。(デジタルハリウッド大学学長:杉山知之様)