2019(第7回)開催 ラフ&ピース マザー賞

kotonoha(コトノハ)

本多 大和(日本)

作品概要

穴にむかって言葉をふきこむと、声から形になった「言葉」がひとりでに歩きはじめ、空間を自由に動き回ります。

言葉に話し手の感情や人間性が表れる様子を、まるで言葉に意思が宿っているかのように感じたことをきっかけに制作したインタラクティブ作品です。家に帰ってから思い出したり、ほかの人に伝えたり、言葉は一人歩きをはじめ、ときに花のように優しく寄り添い、ときに獣のように牙をむき、ときに羽を生やしてたくさんの人のもとへ飛んでいきます。

そういった言葉についての想像や、言の葉、言の羽、言端、言魂といった言葉の語源に纏わる事柄をモチーフとして演出に取り入れ、ひとり立ちした「言葉」たちの一つの世界を形作っています。

受賞コメント

本作は、言葉を生き物にした「みたて遊び」の要素、どんな姿で出てくるんだろう?と考える「発想体験」の要素、自身が普段から大切にしているキーワードを込めて制作した体験型インスタレーション作品です。

参加して楽しめる、想像性のある作品を目指す中で、今回の受賞がとても励みになりました。
これからもたくさんのデジタル体験を生み出していこうと思います。

このたびは素敵な賞をいただき誠にありがとうございました。

審査員コメント

「音声を文字に変換して視覚化する」というアイデアはシンプルで力強く、とても印象に残る作品でした。かわいい形をした文字が森の中を歩いたり、空を翔んだりするのを見ているだけでも十分に楽しいですが、さらに「しりとりをする」や、「ある文字から始まる一番長いコトバを言い合う」というように複数人が競い合いながら楽しめるようなゲーム的な要素の追加等、今後機能を発展させていく余地があるのも大きな魅力だと考え、今回マザー賞に選出いたしました。(株式会社 ラフ&ピース マザー)