2019(第7回)開催 準グランプリ

かいりゅうメーカー

モンブラン・ピクチャーズ株式会社(日本)

作品概要

本作は、関門海峡に岩や船をおいて潮流の様子を観察するインタラクティブ展示です。
岩の模型を海に置くと映像内の潮流が変化し、船のパネルを置くと船が海上に現れます。
潮の流れは一定時間で向きを変え、船の動きはその流れに影響を受けます。
関門海峡の潮流に自分の手で触れることで、潮流が船舶に及ぼす影響を楽しみながら学ぶことができます。
2019年9月にオープンした関門海峡ミュージアムの常設展示です。

審査員コメント

「関門海峡」という巨大な地形をデジタルシミュレーションで再現し、 そこに岩を置いたり船を浮かべたりすることで、海水の流れをリアルに体感できるのが面白いです。 子どもたちが、潮流が船舶に及ぼす影響をマジメに学びながら、 壮大な水あそびをデジタル空間で楽しめるのは、素晴らしい発想ですね。 「地域のアイデンティティ」をテーマにした体験型デジタルえほんの 大きな可能性を感じさせる作品。 こうした展示があると、ミュージアムがグッと身近に楽しくなりますね。(いしかわこうじ)

この作品は、特に「地域との繋がり」を持ち、かつ「発展性」をもっているところが魅力的だと感じました。しかも関門海峡に岩を置くと潮流が変わるという仕組みが、とてもシンプルで分かりやすい。子どもが手軽に遊びながら学び、また親や友人など、他者とも分かち合いながら体験できるデザインは、デジタル作品でかつ展示型の特性が生かされた、子どもにとってもよい学びの環境だと思います。過去や未来、緊急時などの地政もテーマにできそうです。新しい展望を秘めた取り組みですね。(角川歴彦)