第2回開催 作品部門審査員特別賞

ひとりぼっちのりく

りく企画(日本)

作品概要

東日本大震災に被災した一匹の犬が主人公の物語です。一般の方からの投稿作品であり、家族を失った愛犬の境遇をこどもたちに伝えるため制作された、実話を元にしたデジタルえほんになっています。

受賞コメント

この度は、「デジタルえほんアワード 作品部門」にて第2回審査員特別賞をいただき、改めてお礼申し上げます。生後一ヶ月で東日本大震災に被災し、我が家にやって来た「りく」。彼等被災犬の身に起きたことを、我が家の子供達や、いつもりくと遊んでくれる小学生のお友達みんなに伝えようと、この絵本を書きました。拙い物語ですが、小さいお友達に興味を持って読んでもらえたら幸いです。また、デジタル化に当り、NEXTBOOK社の無料電子絵本作成ツール「NextScript」を利用させて頂きました。ありがとうございました。

審査員コメント

「デジタルの世界でも、手作りの世界でも、命の大切さそしてこわれやすさは同じ。そして、どんな時でも心はつながり、穏やかに再生されていく。そんな大人にとっても子どもにとってもいちばん重要なことが、あたたかい絵とスムースな動きとともに自然に胸にしみ込んでくる。デジタルにかかわらず、そしてデジタルだからこそできることの豊かさに気づかせてくれる佳作だ。(精神科医/立教大学教授/香山リカ)