第2回開催 企画賞

話せる絵本~どうぶつほうもん

佐藤ねじ(日本)

作品概要

絵本と話せることができたら楽しいかもしれない、という発想から生まれた企画。 トランシーバーのように、離れたところからお父さんやお母さんが、タブレットの絵本の中の動物たちの役になって子どもと会話することができます。

受賞コメント

このたびは、企画賞を頂きありがとうございました。もうすぐ2歳になる子どもといっしょに絵本を読んでいると、その絵本の中にある野菜を僕に食べさせてくれたり、絵本の中の動物に声をかけてみたり、子どもの想像力はほんとに自由で驚かされます。そんな経験から、その絵本の中の動物と実際に会話できる絵本があったら面白いなと思っていました。今回は、企画書として提出しましたが、この案は実際にアプリとして作ろうと思っています。また完成した際には、実際にお使いいただけたら幸いです。

審査員コメント

子供が話しかけるとリアルタイムにキャラクター(=親)が反応する、という発想には、審査員の多くが微笑んだ。子供から連絡があった時の、親の反応(しかもいろいろなシチュエーション…仕事中とか、買い物中とか)を想像すると微笑ましい訳だが、子の心と親の心をつなげることも、絵本の大事な役割と考えれば、このようなデジタル絵本のアイデアもアリだということなのだ。過去の絵本の枠を飛び越えるようなアイデアを、もっともっと期待したい。(クリエイター/プロデューサー/水口哲也)