めがねくんはちょうちょにあこがれる

中学生によるパソコンでみるデジタルえほん作品です。
主人公であるめがねがちょうちょにあこがれ、ちょうちょになるために様々な努力をするといったお話です。インタラクティブな要素もある、めがねならではの特徴を捉え、工夫されたストーリーとなっています。

受賞したと聞いたときは、夢じゃないかと思いました。昔、車にぶつかったときと同じくらいビックリしました。この作品は、小さな子ども向けにつくりました。「地味なめがね」が「きれいなちょうちょ」みたいになりたいと努力をする話です。夢に向かって行動すれば、どんなことでも実現できるということを子どもたちに感じてもらえればと思います。自分が物語に入って主人公であるメガネの立場になって、「本棚で辞書を探す」「跳ぶ」など操作をして進めていけるように工夫をしました。授賞式はたくさんの人に声をかけていただいて、人生で一番うれしい一日になりました。ありがとうございました。

中学生さんがパソコンを駆使して作った作品ということで、応援したくなりました。１つのアイデアを大事に育てて楽しいストーリーに展開させて、しっかり作っています。インタラクティブ性も適度に盛り込んでいるのもいいですね。
これからがとっても楽しみ、というのが審査員の皆さんの一致した意見でした。
（絵本作家／いしかわこうじ）