第1回開催 作品部門審査員特別賞

ラヂオえほん「とんでけ おふとん」

ラヂオえほんプロジェクト(日本)

作品概要

夜ねむるのがこわい女の子。ところがある日、ふしぎな呪文を教わって・・・。おふとんでねむるのがまちどおしくなる、そんなお話です。この「とんでけ おふとん」は「ラヂオえほん」の最新作。震災があった昨年、夜ねむるのが怖くなってしまった日本の子供たちに、毎晩ねむることがちょっとでも楽しみになってもらえたら、という想いでつくられました。テレビを見ているような画面、コミカルな動きとラジオのような優しい朗読、自分でアレンジしながら楽しく作れるダンスなど、お楽しみポイントがたくさん詰まった作品です。

受賞コメント

デジタルのいい面も、アナログのいい面も、誰かを楽しませたりハッピーにするためにどんどんとりいれていければ、と思って作ったこの絵本が、素敵な審査員の方々からの特別賞をいただいて本当にうれしいです。大人にも楽しんでもらうのはもちろん、子供に見せるものだからこそ、クオリティの高いものづくりを目指したいと思っています。これからも「ラヂオえほん」のとりくみは続きますので、ホームページにどうぞときどき遊びにきてください。(ラヂオえほんプロジェクト/細川美和子 宮下良介 野上章)

審査員コメント

「デジタルえほん」というイメージからインタラクティブ性を志向する作品が多い中、本来の絵本としての力強さと存在感を感じさせる、秀逸な作品だと思います。言葉の丁寧さ、韻の踏み方、そしてアニメーション、どれもがさりげなく高いレベルにあります。もし自分にその年頃の子供がいたら、枕元で見せてあげたい作品のNo.1がこの作品でした。更なる進化に期待します!(クリエイター/プロデューサー:水口哲也様)