第11回開催 角川武蔵野ミュージアム賞
CONNECTIONS WALL
Design IO LLC(アメリカ)
作品概要
Connections Wall はThe Tech Interactive Museumのサステナビリティに関する展示「Solve For Earth」の導入体験として作られたインタラクティブ・インスタレーションです。
この展示内のインタラックティブ・ウォールは7つのゾーンで構成されています。建築密度、水質管理、食糧生産、エネルギー生成、インフラとレジリエンス、交通、資源の廃棄の再利用といった、異なるサステナビリティ指標に焦点を当てています。
各ゾーンにはダイヤルが設置されており、来場者がこれらのパラメーターを操作すると、土地利用、生物多様性、汚染、生活の質など自分の生活への影響がリアルタイムで反映された景観が再生されます。さらに深度カメラでは来場者の動きを追跡することで、関連したアニメーションを発動させたり、特定の環境への影響について深く学ぶこともできます。
審査員コメント
角川武蔵野ミュージアムは、図書館と美術館と博物館が“ごちゃまぜ”になったユニークなミュージアムです。審査においては、当館で展示したらどうなるかな?という視点で見ています。受賞作は、すぐにでも展示したいと思わせる作品でした。投影された映像(デジタル)と、手で動かすコントローラー(アナログ)の組み合わせで、太陽光パネルや水源などをコントロールしながら街の発展と環境保護を両立させていく。しかもそれを複数人で協働するという仕掛けが素晴らしい。探求学習とキャリア教育を融合したカリキュラムを開発中ですので、すぐにでも使いたいです。
(角川武蔵野ミュージアム)



