第9回開催 準グランプリ

OriHimeプロジェクト「星の王子さま」

公益財団法人神奈川芸術文化財団(日本)

作品概要

病気や障がいなど様々な理由で外出が困難な方のために開発された、分身ロボット“OriHime”。

そのOriHimeの操作者14名が、俳優・石川瑠華と朗読劇『星の王子さま』を創作。

「かんじんなことは目には見えない」という『星の王子さま』の代表的な台詞が、分身ロボットとの対話を通して新たな意味を問いかけます。

創作を追ったドキュメンタリーも必見。https://youtu.be/Zkr01dPUivg

受賞コメント

この度は世界中の優れた作品の中から準グランプリという大変名誉な賞をいただき、関係者一同、心から感謝いたしております。
神奈川県では、年齢や障がいなどに関わらず、全ての人が舞台芸術に参加し楽しめる共生共創事業を実施しており、様々な作品を創ってきました。今回の受賞を励みに、引き続き文化芸術の面から共生社会の実現を後押しして参ります。
今後も分身ロボットOriHimeや共生共創事業に御注目いただけましたら幸いです。

審査員コメント

病気や身体障がいなど様々な理由で外出が困難な人のために開発された分身ロボット“OriHime”を活用し、脳骨髄液減少症など様々な病気や障がいをお持ちの方々を患う方が遠隔操縦で役者として参加することができた『星の王子さま』の朗読劇。音声とミニマムな動きを活かすことで、遠隔操縦ロボットのリミテッドな動きの中でも表現可能な演出を丁寧に模索されている作品だと感じました。視聴者のみならず、演者自身も表現する感動を味わえる素晴らしい作品だと思います。